~ /*/~ ~ 芝村:大場というところを、貴方は知らないが、ヤガミもこれを、知らなかった。~ ~ ヤガミ:「冒険はいいが、で、どうやっていくんだ」~ ~ 芝村:冒険のその最初から、挫折しかけている。~ ~ nico:「あ、わかんない」~ ~ nico:「どうしよー、とりあえずね、国に来てる子がね、大場ってとこを探してるっていうからね」~ ~ nico:「探してあげなきゃ!って思って」~ ~ 芝村:二人で見詰め合った後、ヤガミは肩を落としました。~ ~ ~ ヤガミ:「土場の間違いだろう……どう考えても」~ ~ nico:「でも大場の舞踏子を探してるっていってたよ」~ ~ nico:「バカだけどそこはちゃんと間違えてないよ!」~ ~ nico:「え、大いなる土場藩国略して大場ってうわさは本当だったのかなー」~ ~ 芝村:ヤガミは難しい顔をして、何か言いたいようだったが、結局何も言わずに、舞踏子がいる国はどこだと、聞いた。~ ~ nico:「うー、ごめんねごめんね」~ ~ nico:「えっとね、鍋とレンジャーと土場とえーと、えーと」~ ~ ヤガミ:「鍋、レンジャー、土場、他には」~ ~ nico:「奇眼藩国!」~ ~ ヤガミ:「大場という言葉とどこも関係はないな」~ ~ nico:「うん・・・」~ ~ ヤガミ:「大場=ビックフィールド、これも関係なさそうだな」~ ~ nico:「あとはね、トーゴって人がお師匠さんなんだって」~ ~ nico:「大場を探してる子・・・八神君の」~ ~ 芝村:ヤガミはすごい嫌な顔をした。~ ~ nico:「あ、あれ?知り合い?」~ ~ ~ 芝村:ちなみに、ここは小笠原の民宿の一室です。~ ~ 芝村:窓を開けて向こうには海が見えます。~ ~ nico:時間はいつごろですか?~ ~ 芝村:昼前だね。~ ~ nico:「ねーねー、外に行ったら誰か知ってる人いないかなぁ?」~ ~ ヤガミ:「トーゴね。トーゴ。ふーん八神か」(不機嫌そう)~ ~ ヤガミ:「さすがに誰もいない……あーいや」~ ~ nico:すみません、PL知識をPCが持っててもよいでしょうか?~ ~ 芝村:ええ>nicoさん このゲームでは区別はありません。~ ~ nico:八神君が死んだらヤガミの記憶がおかしくなったとか~ ~ 芝村:ええ。~ ~ ヤガミ:「確かに情報はあるかもしれない」~ ~ ヤガミ:「少し歩くか?」~ ~ nico:「ここにいるよりは何か見つかるかもしれないよ」~ ~ nico:「行ってみようよ」~ ~ 芝村:ヤガミは少し嬉しそうだ。~ ~ 芝村:なにか騙された気がする。~ ~ 芝村:ヤガミと二人で、ゆっくり島を歩いています。~ ~ nico:「うー、なんかヤガミが嬉しそうだと不安だなあ・・(じー」~ ~ ヤガミ:「手でも繋ぐか?」~ ~ nico:「ねえねえ、記憶とかちゃんとある?目の色とかへんじゃない?」と言って覗き込みます~ ~ ヤガミ:「記憶ってなんだ」~ ~ 芝村:ヤガミは眼鏡をとって、nicoを見つめかえした。~ ~ 芝村:片目の色が違う。~ ~ nico:「ちっちゃいときの記憶と・・・か・・・・」~ ~ 芝村:ヤガミは目などつぶった。~ ~ 芝村:5~ ~ 芝村:4~ ~ 芝村:3~ ~ 芝村:2~ ~ 芝村:1~ ~ nico:わー~ ~ 芝村:0~ ~ 芝村:ヤガミはがっかりした後、~ ~ nico:「(うーーーーー)」~ ~ 芝村:照れ隠しに大股であるいている。~ ~ nico:急いで追いかけて腕にしがみつきます~ ~ 芝村:ヤガミはあー。ごほんと。言った後で、貴方の手を軽く握って歩いた。~ ~ nico:「うーんうーん。八神君助かったらヤガミ治るんじゃないのか・・」ぶつぶつ~ ~ ヤガミ:「トーゴというのは知恵者の名前だ」~ ~ nico:「知恵者!」~ ~ nico:「えー、じゃあ、またなんか悪だくみしてるのかな?」~ ~ nico:「いたずらかなー、ヤガミいじめかなー」~ ~ ヤガミ:「難しい」~ ~ ヤガミ:「なぜ俺に直接言いにこない…」~ ~ nico:「なにを?」~ ~ ヤガミ:「嫌がらせなら、俺の顔を見に来る」~ ~ ヤガミ:「見に来ないということは、嫌がらせではない。戦果を確認しない砲撃をするような人ではない」~ ~ nico:「じゃあ、何かやること・・・やらなきゃいけないこと、あるんだね」~ ~ ヤガミ:「それも変だ」~ ~ ヤガミ:「なぜ名前を隠す必要があるのかがわからない。どういうことだ……?」~ ~ nico:「うーん、知恵者って影でいつの間にか何かやってるイメージだけどなぁ」~ ~ nico:「名前を隠して、八神君に大場に行けって言ったんだよね」~ ~ nico:「やっぱり何かあるんじゃない?」~ ~ 芝村:ヤガミは迷ってる。~ ~ ヤガミ:「なにかひっかかるが、それが何かを思い出せない。頭が痛い」~ ~ nico:「うー・・ん」~ ~ ヤガミ:「まあいい。それはそれとして」~ ~ 芝村:ヤガミは貸し自転車屋を見ている。~ ~ nico:「そういうときは頭をガツンとやると・・・」と言ってチョップしようとします~ ~ 芝村:チョップされた。~ ~ nico:「いたっ!?」~ ~ 芝村:もっともヤガミは意外に背が高いから、上手く届かないかもしれない。~ ~ ヤガミ:「まあ、なんだ。乗らないか」~ ~ nico:「うーうー、背高いのずるいー」腕を振り回しつつ抗議します~ ~ nico:「乗ったら大場に行けるかな?」~ ~ ヤガミ:「いや、俺が乗りたいだけ」~ ~ nico:「こらっ」ぺしっとつっこみを~ ~ 芝村:今気付いた。ヤガミは大場とかこの際そっちのけでnicoと遊びたいような感じだ。~ ~ ヤガミ:「……冗談だ」~ ~ nico:「・・・・えとね、ヤガミがちゃんと、思い出せたら、ゆっくりデートしようね」~ ~ ヤガミ:「大場。大きな場所。大国という意味か。あるいは大きな平原か」~ ~ ヤガミ:「まあ、それまで生きていたら」~ ~ nico:「大場・・・おーばー・・・?」~ ~ ヤガミ:「OVER」~ ~ nico:「でもOVERSは場所じゃないよねえ」~ ~ ヤガミ:「地縛霊みたいなものではあるな」~ ~ ヤガミ:「いまはどこにいるのやら」~ ~ 芝村:ヤガミはnicoを見ている。~ ~ nico:「見つけたら、手伝ってくれるかな?」~ ~ nico:「MAKIちゃんとか知らないかなぁ」~ ~ ヤガミ:「MAKI」~ ~ ヤガミ:「あれ? MAKI?」~ ~ nico:「???」~ ~ nico:不安そうに見上げてみます~ ~ ヤガミ:「MAKIとの連絡が途切れている」~ ~ ヤガミ:「艦長。聞こえるか」~ ~ エリザベス:「あいよ。どうしたんだい。デートかいってなかったっけ」~ ~ ヤガミ:「いや、別れ話だった。MAKIは?」~ ~ nico:「ちょっ、違うよ艦長!デートデート!」~ ~ エリザベス:「また振られたのかい。MAKIなら今頃アルバイトにいってるよ」~ ~ nico:「指の関節逆に曲げてやるー・・・」ちょっと涙目です~ ~ 芝村:ヤガミは頭をかかえている。~ ~ 芝村:nicoを見た。~ ~ ヤガミ:「コンピューターがアルバイトは信じられるか?」~ ~ nico:「というかMAKIちゃん、移動できたのね・・・」~ ~ ヤガミ:「できるわけがないだろう……」~ ~ ヤガミ:「プログラムだけ送っても、オリジナルはそこにあるはずだ」~ ~ nico:「ドランジとかエステルみたいに、出かけたのかな」~ ~ ヤガミ:「人ならそういうことも出来るが……」~ ~ nico:「き、消えちゃったりとかそんなことないよね」~ ~ nico:「MAKIちゃんは最強なのに」~ ~ ヤガミ:「艦長、MAKIの下船許可記録は?」~ ~ エリザベス:「あるねえ」~ ~ ヤガミ:「律儀なコンピューターだ。場所は?」~ ~ nico:「・・羅幻?」~ ~ エリザベス:「大場だ」~ ~ 芝村:ヤガミは通信しながらnicoを見ている。~ ~ nico:「艦長!大場ってどこー!?」~ ~ ヤガミ:「大場ってどこだ」~ ~ エリザベス:「え。小笠原にはそう言う場所ないのかい?」~ ~ ヤガミ:「ない」~ ~ エリザベス:「……存在しないメモリ領域にあるようだ。そう書いてあるね」~ ~ nico:「存在しないメモリ領域・・・・」~ ~ ヤガミ:「他には?」~ ~ エリザベス:「何も。大方メインメモリから退避して数学遊びでもしてるんじゃないのかい?」~ ~ nico:「そこに舞踏子はいるかな」~ ~ ヤガミ:「……そうかもしれないな。ありがとう」~ ~ nico:「うー頭ぐるぐるする」~ ~ nico:「ありがと、ヤガミ」~ ~ ヤガミ:「いいさ」~ ~ 芝村:ヤガミは拗ねている気がする。あるいは少し不機嫌そうだ。~ ~ nico:「あう・・ごめんね、つきあわせちゃって」~ ~ nico:「ヤガミの為になるかと思ったんだけど・・・気のせいだったのかも」~ ~ ヤガミ:「いいさ」~ ~ nico:「よくないー」~ ~ ヤガミ:「さ。八神くんとやらがいきたい大場にいった。存在しないメモリ空間はどこだ?」~ ~ nico:「(うううう)」~ ~ ヤガミ:「存在しない。この世界にないなら別の世界かなにかか」~ ~ ヤガミ;「それなら地名でなくてもいいな」~ ~ nico:「セントラルとかドールプレイヤーとか23番目とか変な単語がぐるぐるしてるの・・・わかんないよ」~ ~ nico:「世界の名前?」~ ~ ヤガミ:「その可能性はある」~ ~ nico:「世界だとしたら、ゲートあけなきゃいけないのかな」~ ~ nico:「うう、おかねないのに」~ ~ nico:「さいしょーに頼んだらあけてくれるかな」~ ~ ヤガミ:「……それだったら知恵者があけてやってもいいか」~ ~ ヤガミ:「だがあけない理由があった」~ ~ nico:「あけちゃだめってこと?」~ ~ nico:「それとも、あけられないのかなー」~ ~ nico:「うう、頭から湯気がでるー・・」~ ~ ヤガミ:「……あけないでもいけるということだな。歩いていける別世界が、あるらしい」~ ~ 芝村:ヤガミはそう言った後、ふっと笑って。心を閉ざした。~ ~ /*/~