/*/
芝村:
まあ、夏にしては涼しいといっても良い風が吹いています。
ここは廃教室。カーテンすら外されていないまま棄てられた場所です。
あなた方二人は、ポッドに入ったまま、ここの中に運び込まれています。
二人の着用アイドレスは?
あさぎ:
私が犬妖精+犬妖精+犬+吏族です
nico:
犬妖精+パイロット+舞踏子です
芝村:
はい
ポッドが開いて目を覚ましました。
ヤガミはじっと、横たわった貴方がしゃべるのをまっています。
髪の毛が白い。
あさぎ:
「ワ、ワウ?」
芝村:
皺も深い。髭まで生えている。
nico:
「わ、わんわん」
芝村:
おっとふたりとも頬をやさしく触られたぞ。
あさぎ:
「いや、nicoさんは日本語でいいだろ」
nico:
「え、そうなの?」
あさぎ:
「や、やめるネウ、ほりょぎゃくたいー」
芝村:
ヤガミにしてはひどく優しく微笑んで、椅子に腰掛けました。
ヤガミ:
「よいしょ」
「……」
芝村:
ヤガミは優しく笑っている。
nico:
「え、えーと、おじーちゃんだれ?」
ヤガミ:
「60年ぶりに起きた割には、ひどいことを言うな……」
芝村:
ヤガミは寂しそうに笑った後。窓の外を見ました。
nico:
「???」
あさぎ:
「ろ、ろくじゅー、え、えーと、たくさん?」
ヤガミ:
「外に、孫がいる。なんだったら相手をさせてもいい」
nico:
「おーさま、ろくじゅうっていったらチョコがいっぱいーーーーだよ」
あさぎ:
「いっぱい・? まご?
えとえと、なんでいっぱい寝てたの?
きのーもちゃんとねて、おひるねもしたよ?」
ヤガミ:
「まあ、ゲーム内では、そうかもしれないな」
「こっちでは色々あった。……いろいろな。そうだ、今はポイポイダーが100くらいいる」
「あと、どうもこの島にはハリーの子孫がいる、という話だ。ミカの子孫かもしれない」
芝村:
ヤガミは膝の上に手をのせてリンゴの皮をむき始めた。
ヤガミ:
「失礼する。いつも話かけていたときにこれをやっててね。癖になった」
nico:
「わあー、リンゴだリンゴ!」
芝村:
りんごを貰いました。
nico:
「わーい、ありがとうー」
ヤガミ:
「どういたしまして(笑)」
あさぎ:
「いいなーいいなー」
芝村:
あさぎさんにも、一つ。
食べやすくカットしてある。
ヤガミは急に笑い出した。
あさぎ:
「わーい」
ヤガミ:
「思えば最初からこうしていれば、あるいは幸せだったかもしれないな」
あさぎ:
「ふえー、ねーねー『孫って…
『人型Ballsに子供なんて作れるわけねーだろ、産んだのか? おれの子か』
ってなんか囁きかけてくる存在がいるんだけど・・うう。なんだろう…遠い親戚かな」
nico:
「?今は幸せじゃないの?」
ヤガミ:
「僕が悪かった」
芝村:
ヤガミが笑ったまま停止した。
芝村:
5
4
あさぎ:
「あわわ、あわわ
nico:
「え、え?なに?」
芝村:
3
あさぎ:
ななめ45度から叩く
芝村:
2
nico:
がくがくゆすります
あさぎ:
「こ、こら。どーでもいいから再起動、再起動」
芝村:
叩いたところであさぎが叩かれた。nicoも
懐かしい殴られ方だった。チョップだ。 後ろから
ヤガミ:
「遅い」
nico:
「うぅー」頭抱えてうずくまります
あさぎ:
「かまってほしいならすなおにいわないとだめー」
(本物)ヤガミ:
「もう少しで俺の出番がなくなるかと思った」
「構って欲しい? 冗談をいうな。お前が、かまってほしいから、俺を、呼んだんだ。いいか?」(顔をすごく近づけて)
あさぎ:
「あ、あれ?うしろからとかひきょーひきょー」
nico:
「あ、あれ・・・・・・・・ヤガミ?」
(本物)ヤガミ:
「良く出来ているだろう。実際60歳年取った時用だ」
あさぎ:
「え、え、じゃあ60ねんてうそだったんだね。
やーい、まほーつかーい、まほーつかーい」
(本物)ヤガミ:
「ふっ」(勝ち誇った笑い)
nico:
「ちょ、え、なんだようー嘘つきは舌抜かれちゃうんだよ!」
(本物)ヤガミ:
「あーあー、結構だ。舌くらいならいくらでもやる」(とかいいながら凄く嬉しそう)
「で、なんだ?」
「さあ、先生に聞いてみろ。いや、その前に」
「俺を先生と呼べ」(勝ち誇って)
nico:
「はーいはーい!せんせーまほーつかいってなんですか?」
あさぎ:
「せんせー、せんせー、7+8は12だよね!」
芝村:
顔がこわばった。
(本物)ヤガミ:
「可愛くない奴だ。帰る」
「帰るぞ」
あさぎ:
「え、え。ちがうの?9.25?」
nico:
「わーん先生まってー」
「ちゃんと先生って呼ぶから!」
あさぎ:
「まって、まってー。
でも7も8も5にちかいから、15っておおくね? 12ぐらいじゃね?」
(本物)ヤガミ:
(凄い嬉しそう)「まったく仕方ない奴だな」
「ん、どうした? 軽くなったりしてないだろうな?」
あさぎ:
「え、あたまが軽いのはいつもどおりらしいよ!」
nico:
「おーさまの脳みそはどんどん軽くなってくってメード長が言ってたよ」
ヤガミ:
「誰だ、あの男か。俺が後で殺しておいてやる。それで、どうしたんだ?」
あさぎ:
「えっとね、えっとね。
なんか大変なの。がーって怖い人がきて
しろもうふ…じゃない、いぬさんがしんじゃって
なんかつぎもわーっててきがいっぱい」
(説明になっていません)
nico:
「えーとね、現在のじょーきょーをお勉強してきなさいって言われました」
芝村:
ヤガミは説明が分かったらしい。
ヤガミ:
「状況? いつのだ。いや、お前はどこのnicoなんだ?」
芝村:
ヤガミは何を説明すべきか迷っている。
ヤガミ:
「それとも、”こっち”か?」
nico:
「どこって?どばはんこくのこと?」
「こっちってどっち???」
ヤガミ:
「土場……?アイドレスか?」
あさぎ:
「うん。こんどねー、吏族として出仕するのー」
ヤガミ:
「そうか。偉いな」
あさぎ:
「うん。けーさんできないけどね。
あとリンクゲートあけるためにおかねかせがないとだめなの」
ヤガミ:
「こっちは夜明けの船が、時空振動に巻き込まれた」
あさぎ:
「え?じゃあ、いまホームレス?」
ヤガミ:
「……いや、俺の家は、誰かの心の中にある」
nico:
「じくうしんどう・・・あ、鍋にいたときに聞いたよ!」
芝村:
あさぎとnicoの反応がないのでヤガミの知恵者への憎悪が120あがった。
あさぎ:
「え、そ、そうなの? 藩国にあるだんぼーるハウスならあげるよ、ちょっとペンキだらけだけど。なんか気が付いたら塗られてたー
え、えええ?」
ヤガミ:
「なんでもない」
「で、俺はまあ、そのとき、あー。仕事で別のところにいた。おかげで合流が遅れた」
「鍋。か。分かった。行って見る」
あさぎ:
「しごと? な、なんかあやしいなー」
芝村:
ヤガミは帽子被ってさっそうと外に走っていった。
nico:
「あのねあのね、鍋にいたときに夜明けの船をおくりだしにいったの」
芝村:
浮かぶ鞄がついていく。
あさぎ:
「あ、まってまってー。なにー」
nico:
「あー先生それ職務放棄っていうんだぞー」
「まってー」
ヤガミ:
(遠くから)「鍋に時空振動だな。まかせろ」
あさぎ:
よし、おいかけよう。
ヤガミ:
「先生はやめだ」
「来るのか?」
nico:
「人の話はさいごまできくのー!」おいかけます
あさぎ:
「いくよー。だってねー 犬は追跡+9だよ、つよいよ」
芝村:
はい。並んで外に出た。
nico:
「なにしにいくの?」
ヤガミ:
「NEPだ。たぶんな」
「なにしにって、鍋の国で調査して……時空振動を」
あさぎ:
「え、え、つかっちゃダメなんじゃないの?NEPってなんか、すごーいたいへんなことになったってきいたよ」
ヤガミ:
「そうだな」
あさぎ:
「つかわないとダメなの?」
ヤガミ:
「誰かが世界を分けている」
「世界の研究がすすんでからは、あんなものを兵器として使う奴はいない」
nico:
「せかいをわける?」
ヤガミ:
「世界線を分ける」
nico:
「その誰かはわるいひとなの?」
ヤガミ:
「鍋には誰もいないようだ」
あさぎ:
「ねぇ、せかいはひとつにならなきゃいけないの?」
ヤガミ:
「結果としては、そうだな。世界が最終的には崩壊してしまう」
「」
芝村:
ヤガミはなにか言おうとした後、顔を微笑ませた。
ヤガミ:
「大丈夫。なにがあっても、お前の好きなようにする」
あさぎ:
「う、うん。でも、ね。せかいがひとつになるってつまり・・」
ヤガミ:
「黄金戦争だ」
あさぎ:
「「一にして一つを選ぶ?」~」
ヤガミ:
「そうだ」
あさぎ:
「ねぇ、ねえ、みんななかよくできないの?」
ヤガミ:
「……」
nico:
「戦争はだめだよ、誰かないちゃうから」
ヤガミ:
「滅びるまでは、そうだな。出来るかもしれない」
あさぎ:
「第六世界が分けられたのは、
何か意味があって、もし、せかいがひとつになったらそれは・・・」
ヤガミ:
「わかった。戦争はやめだ」
nico:
「ねえ、ヤガミはどうしたいの?」
芝村:
おっと、nicoの直撃でヤガミは視線をそらした。突然挙動不審だ。
nico:
「せんそーやめて、またチップになったらいみないのよ?」
あさぎ:
「なんかほーほーあるよね。
これ以上世界が分けられるのをとめるとか」
ヤガミ:
「今度はうまくやる。今度は胃が痛くない」
あさぎ:
「こんどは・・・って。じゃあ協力する」
芝村:
10
9
8
7
6
あさぎ:
「ちからをかして」
芝村:
5
ヤガミ:
「いつものように」
芝村:
4
3
nico:
「わかった、じゃあ手伝わせて」
芝村:
2
1
時間です。ゲーム終了
/*/
芝村:
では2ゲーム目です。
イベントを選びましょう。
なにがいい? 変更してもいいよ。
あさぎ:
予定通り、下校にします。
芝村:
はい。
さっきの続きそのままでもいい。
あさぎ:
さっきの続きそのままでお願いします。
芝村:
はい。
では再開しましょう・・・
/*/
芝村:
ヤガミは、あさぎとnicoと、歩く速度をあわせて、ゆっくり歩いている。
いつもはせかせか歩くんだけどね。
あさぎ:
「こ、ころがったらはやいよ、はやいよ」
nico:
「おーさま転がってこないだ頭ぶつけたでしょー。めっ」
ヤガミ:
「そんなことをしたら……」
あさぎ:
「だ、だいじょーぶだよ。ほ、ほら!」
ヤガミ:
「抱えて持っていく」
あさぎ:
「ぎゃう!」
nico:
「か、噛んじゃだめだよ、穴あいちゃうから」
ヤガミ:
「今日は。どこに?」
芝村:
ヤガミはなんだそりゃという顔をした。
あさぎ:
「えーっとねー、おうちにかえるんだよー」
ヤガミ:
「そうか」
「残念だな。また会えるといいな」
あさぎ:
「ヤガミも一緒に帰る?
おやついっぱいあるよ」
ヤガミ:
「……」~(ちょっと寂しそうに笑った)
あさぎ:
「えー、なんで?」
ヤガミ:
「分かった。帰ろう。海岸まででも、島一周でも」
「地獄でも」
あさぎ:
「うん・・・さりげにふきつなことゆーな」
nico:
「地獄はあつくていたくてさむくてやだよ」
ヤガミ:
「天国にいこうは、セクハラだろう……」
芝村:
#妙なところで気が回る人です
nico:
笑
あさぎ:
「…まあそうだね。でもあれだよ。地獄でも
楽しいことは楽しいよ。
国取りやりたいなら、つきあうし」
ヤガミ:
(聞こえるか聞こえないかの声で)
「戦争いやだよとかいったくせに……」
「まあいい。んで、どこに帰るんだ? つきあおうじゃないか」
あさぎ:
「自国が焦土になる戦争はいやだけどね。でも、殴られておとなしく言うこと聞くような存在じゃないんでしょ?」
ヤガミ:
「火星動乱では10億死んだ」
「時々、もっとうまくいけたんじゃないかと思っている」
あさぎ:
「でも、もしかしたらもっとしんだかもしれない。
何もしないよりはよかったんだよ」
nico:
「こうかいしてるの?」
ヤガミ:
「いや、俺は結局、誰かと再会できるなら、それでよかった。だからだ」
あさぎ:
「ならいいじゃない。」
ヤガミ:
「そうだな」
nico:
「うん」
芝村:
ヤガミが今凄い傷ついたような気がする。
あさぎ:
「んーと」~(とりあえず頭をなでます)
芝村:
ヤガミは、少し笑った。
nico:
「後悔したなら、次うまくやればいいんだよ」
ヤガミ:
「そうだな」
nico:
(そういえば空き缶で頭に届くのかなぁ)
ヤガミ:
「死者は蘇らないが、そうするしかない」
あさぎ:
「くよくよするのはよくないー。
あとね、あとね、名前をわすれなきゃいいよ」
あさぎ:
「えらいひとがね、「ぼくはじぶんのためにしんだにんげんのなまえはわすれない」って。
そうすれば自分のなかで生きるからって…
よくわかんないけど、たぶん。その人がいきたことをわすれなきゃいいんじゃないかなぁ」
ヤガミ:
「…」
「さて」
「くよくよしても、仕方ない。何か食べるか?」
あさぎ:
「えっとねー、おやつにすこんぶもってきたよ〜」
nico:
「わーい!おやつ食べたら元気出るよ!」
ヤガミ:
「どこにいく?」
あさぎ:
「ヤガミのすきなとこがいい」
「夜明けの船とか行きたい」
ヤガミ:
「あ、甘いものか?」~(汗)
「あー。いや、なんでも味覚を調節すれば食べられる」
nico:
「納豆ガムとかあるかな、あるかな(わくわく」
ヤガミ:
「納豆ガム? あんなものをよく……」
(nicoがわくわくするのを見て)
「分かった、少し待ってろ。あちこちに連絡する」
「あ、食堂ですか?……」
nico:
「納豆ガムはね、サーラちゃんがおいしいって言ってたのー」
ヤガミ:
「そ、そうか。そうだな。分かった火星に……」
nico:
「あとね、あとね、死神定食は死ぬまでに一度は食べておけって」
ヤガミ:
「そんなもの夜明けの船にしかないだろうが」
あさぎ:
「へたれパイ、へたれパイ」
ヤガミ:
「……」
「ひょっとして、夜明けの船にいきたいのか?」
nico:
「いきたい!」
あさぎ:
「うん」
芝村:
小突かれた。
nico:
「えー」
ヤガミ:
「最初から言え」
あさぎ:
「いたいネウ」
nico:
「最初からいってるネウ」
ヤガミ:(なんか不機嫌):
「言ってない」
nico:
「あれ、あれ、そうだっけ?」
ヤガミ:
(むー)「……」
nico:
「えーとね、夜明けの船にいきたいです。」
「ね、おーさま」
あさぎ:
「そーだね、つれってってー、ヤガミせんせー」
ヤガミ:
「先生ならもっと……いや、なんでもない」
「分かった」~「それが狙いなら。そうしよう」
/*/
芝村:
桟橋です。
桟橋にモーターボートがある。
ヤガミ:
「落ちるなよ」
あさぎ:
「ボート?」
nico:
「わーわー、ボートだーきゃっきゃっ」
あさぎ:
「わーいわーい」
芝村:
沖合いに、浮かんでいるね。夜明けの船2は。
大きい。前のより、ずっと大きい。
nico:
「う・・・・・・っわぁーーーーー。大きいねえ」
芝村:
艦首が四角く、まるでマッコウクジラが昼寝しているようだ
大きさは500mある
あさぎ:
「すごーいねー」
nico:
「おやついっぱい積めるね!」
あさぎ:
「そうだね、おやついっぱいだね!」
芝村:
ヤガミは夜明けの船のまわりを一周させた。
ヤガミ:
「前よりも性能はいい」
あさぎ:
「どれぐらいいいのー?」
ヤガミ:
「2年は無補給で動ける。魚雷は128発。倍だな」
「RBは8個小隊だが、動けるのは2個小隊だけだ」
nico:
「倍っていっぱいだよね。がんばったんだねー」
あさぎ:
「2年も? 魚雷128発って、イカナがたいへんそう・・・・」
「あれ、動けるのは2個だけ?パイロットがいないの?」
ヤガミ:
「まあ、この間まではただの輸送船だった」
あさぎ:
「だった?」
ヤガミ:
「ああ。平時だったからな。大部分は休みだ。平和なんでモスボールさせようという話もあった」
あさぎ:
「モスボールってなんですか?」
nico:
「モスボール?おいしい?」
ヤガミ:
「船を眉にくるんで、保存する」
あさぎ:
「え、じゃあつかわなくするの?」
ヤガミ:
「ただまあ、一応最新鋭だ。だから輸送艦として、つかっている。いざというときのために」
あさぎ:
「いざというときって、やっぱり、黄金戦争?」
nico:
「いざというときって、いつー?」
ヤガミ:
「いや、今回のは学術調査のはずだった」
「時空振動がおおかったからな。火星が動くかもしれないと話が知恵者から来ていた」
あさぎ:
「火星が動く?」
nico:
「火星どっかいくの?」
あさぎ:
「えっとねー、星見司のデータではうすっぺらいってきいたよ」
ヤガミ:
「もとはそういう話だった。最低接触戦争の後の話だ。火星をワールドドームが覆っているだろう」
「あれはシールド発生装置だ。火星全域を覆う、な。ついたぞ」
「落ちるなよ」~(手を伸ばし、あわよくば抱きしめるつもりで)
あさぎ:
「あわわわ」~(倒れこんですきあらば海に突き落とす勢いでいきます)
芝村:
抱きとめられた。
あさぎ:
「ぎゃふん」
ヤガミ:
「(俺の何が悪かったか……)」
「こっちだ」
nico:
にこにこしながらついていきます(笑
芝村:
タラップをあがる。ここはトップデッキだ。どこか昔を思い出す場所だね。
nico:
「な、なんか誰かの背中を押さなきゃいけない気がするのはなんでだろー」
あさぎ:
「そういえばタキガワがつきおとされているのを
しゅみわるそうにみているメガネがいました!」
ヤガミ:
「押してやろうか?」
あさぎ:
「おしかえすよ!」
芝村:
ヤガミはすごく押し合いしたい気持ちのようだったが、結局照れにまけた。
ヤガミ:
「今日はやめておく」
あさぎ:
「かった!(なんとなく)」
ヤガミ:
「売店までは遠いぞ。これを使え」
nico:
「なーに?」
芝村:
丸い円盤にバイクのようなハンドルがついている。浮いているね。
あさぎ:
「??これなにー?」
ヤガミ:
「RBよりは簡単だ。これで移動する。レースはするなよ」
nico:
「わーいおうさま競争しようねー」
あさぎ:
「よーし、まけないよー」
ヤガミ:
「だから、やめろ」
芝村:
ヤガミが追って来た
nico:
「わー!つかまるー」
芝村:
>どうする? なにかやらなきゃいけないんじゃないか?(笑)
あさぎ:
「にげろにげろー」
ヤガミ:
「捕まえたっ」
あさぎ:
ああ、そういえば(笑)
「かかったー nicoさんいまだー」
nico:
つい(笑
芝村:
1から3がnico
1d6
芝村 のアドイン "mihaDice":
[mihaDice] 芝村 : 1d6 -> 3 = 3
nico:
「よーしヤガミほかく!」
「て、あれ?」
ヤガミ:
「逆だ。逆」
芝村:
ヤガミ、顔が赤い。迷ったがすぐ手を離した。
あさぎ:
では背後からヤガミを押えます
「このふねはおれがのっとったー」
nico:
じゃあ抱きつきます
「はなしてほしくばいうことをきけー」
ヤガミ:
「夜明けの船か?」
あさぎ:
「うん」
「えっとね、みんな大変なの」
芝村:
ヤガミが激しく傷ついた気がする。
ヤガミ:
「分かった。協力する」
あさぎ:
「うんうん、っていいの?
おれがんばるけど、やっぱり輸送手段が足りない。
物資もまずい状態で戦ってる連中がいる。
もっとうまくやれるかもしれない。
後悔はしたくないから協力して、って
頼もうとおもってたのに。
そんなあっさり」
ヤガミ:
「ああ。どうせ、そんなことだと思っていた」
「だが特定の国には味方しない」
あさぎ:
「えー」
芝村:
10
9
nico:
「じゃあヤガミがきてください!っていうのはだめ?」
芝村:
8
ヤガミ:
(寂しそうに笑った)
あさぎ:
「ふぇえ、せっかくここまできたのにー」~(泣く)
ヤガミ:
「ああ、もちろん、気が向いたら」
あさぎ:
「気が向いたらっていつー」
あさぎ:
「じゃあ、国とかいい、ここの家の子になる!」
nico:
「いっつもそうやってにげるんだからー」
nico:
「じゃがいもとか剥くのできるよ!」
ヤガミ:(nicoをにらんだ)
「にげるのは、いつもお前のほうだっ……」
/*/
あさぎ:
「国民全員で移住して乗っ取るよ!」
芝村:
時間です。
nico:
お、お疲れ様でした 最後に何が(笑
あさぎ:
お疲れ様でした。
ああ、いったいなにが(笑)
芝村:
お疲れ様でした。
いやまあ、船を切り出されると思った瞬間に奴の乙女回路が
全開。もとい全壊。
あさぎ:
乙女回路(笑)
芝村:
完全にいじけたというか、数年浮上しないレベルで落ち込んだ(笑)
nico:
お、乙女回路ー…いやそうですね搭載してますね(笑
あさぎ:
難しいなぁヤガミ(笑)
nico:
そ、そんな「お前が欲しい!」~とか言うわけにもいかないですし・・・(笑
あさぎ:
言って素直に来たら、土下座でもなんでもしますが、
なんで、ホープそんなに必死なん、みたいな(笑)
芝村:
まあ、夜明けの船>ヤガミ でFA
nico:
そ、そんなことないですよorz
芝村:
難しいだろうね。エステルとか、ドランジとか、あちこち人質にとられているから
いや、ヤガミの乙女回路の性能でこれくらいの勘違いならまだいいほうかと……
あさぎ:
あ、あれ。
ACEって自由意思でいるのでは。
まだいいほうなんですか(笑)
ああ、勘違いでうっかり1国ぐらい滅ぼせそうな気がしてきました。
芝村:
藩国の人間が殺しにかかる可能性はいつもある。
実際、ACEは4人死んでるし。
あさぎ:
ああ、そういえばorz
意図せずとも殺しにかかることは可能ですね。
nico:
ACE・・・・orz
芝村:
ええ。勝てない戦いに突入するとか。
ヤガミは自分の一存で動けても、そうはしない男だ。
あさぎ:
そうですね。
芝村:
(笑)
まあでもなんというか、甘酸っぱいプレイですね(笑)
今度はうまく誤解がとけるといいねえ。
リプレイ